箱型ケースのカバーについて
箱型ケースのカバーに使用している素材は、一般透明とUVカット透明です。

◆一般透明(3mm厚 又は 5mm厚)
アクリル樹脂の透明板です。その透明度は大変高く、水晶のような透明感があります。
重さも軽くガラスに比べて割れにつよい為、展示カバーによく使用されます。
ほこりよけ、高級感の演出がメインの方には価格的にもお勧めです。紫外線カットの効果は、ディスプレイケースに入れないで飾る場合に比べるとあるようです。
飾るものの退色が目立たないものや影響がないもの。また、お客様ご自身が、
多少の退色を気になさらないのであれば、その透明感は飾る物をより引き立たせてくれる素材です。

◆UVカット透明(3mm厚 又は 5mm厚)
アクリル樹脂の透明板です。一般の透明板と基本の素材は同じですが、その中に美術品にとって有害な400ナノメートル以下の紫外線をカットする、紫外線吸収材が入っており、紫外線による展示品の材質劣化や変退色を防ぎます。
紫外線吸収材の影響で、一般の透明板に比べて、ごく薄く黄色がかった透明色となります。とくにケースにした時、辺になる部分が薄い黄色が目立つ感じとなります。(物を飾っても、展示物の色が違って見えるほどではなく、言われるとわかるかな?というレベルです)蛍光灯の光にも微量の紫外線が含まれているということですので、大切なコレクションには、ぜひこちらをお勧めいたします。





アクリルカバーのUVカット効果
紫外線をあてると紫色に変わる、紫外線チェックシートを使って、紫外線カットの効果を実験してみました。

真冬の2月の3時頃、実験してみましたが、なかなかわかり易い結果となりました。カバー無しはきれいに紫色に変色しています。一般透明カバーは、ほんのり紫色にかわりました。カバー無しにくらべて多少の紫外線カットの効果はあるようです。UVカットカバーは、微妙に紫色がかったのですが、ほとんど白色でした。がんばって紫外線をブロックしているようです。