サンシジュウニ
みなさんこんにちは!
夏休みをいただいております。店長南雲です。
透明堂の商品の中に円筒型ケースというものがあります。
原材料となるアクリルパイプをカットして製作する物なのですが、
規定のサイズでカットしていくと、最後に少し残材が残ります。
先日も、100mm程度の残がでました。
捨てるのももったいないので、この円筒を有効利用して、
夏らしいディスプレイを作ってみました。
まずは、円筒に底板をつけて、
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そして使うのは、こちら
貝殻、サンゴ、サンゴ砂 です。
貝殻は、私が小学生の頃 集めていた物です。
シートン動物記の空き箱に入れていた かわいい ワ・タ・シ ![]()
これらを、円筒の中に配置して、
アクセントに、模型用人形で有名なプライザー社の
こちらを使って。
はい、完成!
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(クリックで拡大できます)
いかがでしょう?
夏っぽいと思いません?
サーフボードはアクリルを切り出して、
ビーチマットは、ボロキレを使いました。
これを見た小学生の息子からは、
「なんで海の底に人が寝てるんだ、これはおかしい!!」と
ダメだしをくらいました。(泣)
そういえば!
サンゴといって思い出しました。
私が中学校に入学した頃の話です。
私のクラスの担任の先生は、歳の頃30~40代の男性 体育教師で、
熱血タイプというよりは、ものごしやわらかで、躾けには厳しく、
写真を撮るときに「はいっ、バタ~」と言うような、
「俺は、ちょっと笑いもとれるぜ」的なところも売りにしている先生でした。
そんな先生のいる我がクラスは、4つの小学校から集まった生徒達
約40名で、ドキドキ ワクワクの中学生活をはじめたわけです。
クラスでは、共同作業などをする際に席の近い人が集まって5人程度のグループを作り、
その集まりを「班」といい、前の席から順に1班、2班、3班・・と呼んでいたのですが、
ある日先生が、それぞれの「班」に オリジナルの班名をつけようと提案しました。
各班のメンバーで、それぞれ話合い
「ジャイアンツ」や「新撰組」の様に、各班とも思い思いの班名を考えていました。
そんな中、3班は、班名に「サンゴ」と名づけたのです。
教室内を歩き回り、各班の話合いをのぞいていた先生は、
「みんな聞いてくれ~」と自分に注目を集めると、
嬉しそうにクラスの皆に問いかけました!
「なんで3班は、サンゴ という名前をつけたか、みんなわかるか?」
皆が黙っていると、こう続けました。
「サンゴは、実はサンゴ虫という小さな、小さな生物が集まってできている生き物なんだ。
3班もみんながサンゴのように集まって、力を合わせていこうという意味で名づけたんだな。うん、いい名だ!」
と感慨深げに力説したのです。
クラスの皆が「へーそうなんだ」と先生の雑学に関心しきりの、まさにその瞬間。
3班の班長が言いました。
「先生、違いま~す。3班で5人だから、サ・ン・ゴで〜すっ」
クラスの皆が、どっと爆笑する中、先生は、
「まぁ、5人で集まっているのは確かだからな。そういう意味では海のサンゴの様に、、◎△$♪×¥●&%#?!」
爆笑の渦で聞こえなかったが・・・何か言い訳をしていたようで・・・・・。
バツが悪くなって、全く関係ない話題を話し始める先生を見て
私は、「先生がんばれ」と心の中で応援したものです。
我がクラスでは、給食のおかわりが禁止になったのは、
早食いで、大食いの班長がいる3班が舞台となったこの件と関係があるのか否か、
今となっては確かめようがありません。
規定サイズ以外の円筒ケースも製作致します。
透明堂にご相談下さい。