相棒よ、まさか !!
ディスプレイケースの購入を考えているような人なら、
きっと、コレクションすることが大好きな人ではないでしょうか?
私も、こんな商売をやっているので、当然あります。
収集癖!
いいと思ったものは、集めたくなってしまうたちなのです。
特に、なんとなく形が古めかしい角ばった感じの物に魅かれてしまいます。
ミニカーだったらワーゲンバス。
ロボットだったら、初代ガンダムのモビルスーツ達。
ベアブリック等々、
他にも少しづついろいろ集めてますが、
共通して言えるのが少し、ロボ的でレトロ感あるものが好きなのです。
そんな私のツボにささり。即決購入を決めたのが、、
1999年の春、SONYが鳴り物入りで発売した
犬型ロボットAIBOです。
新しいのだけど、どこか昔感ただようロボ犬。
でも高かった。発売当時25万円。
中小企業の安月給では、ちとためらう価格です。
でも、買いたい。
そんなことを、会社の仲間のH川氏に話すと、彼も買いたかったということ。
じゃ、共同で購入しようということにあいなりました。
日本国内発売分限定3000台ということで、
なんとしてもゲットすべく、当日は午前9時の発売開始から、
ダイアル回線のネット接続で、何度もカチカチしてなんとかゲット!
ちなみに発売開始から20分で売り切れたそうです。
多くの人が買いたくても買えなかった物を手に入れた喜びと、
発売数日後には数倍のプレミア金額がついているとの情報を聞き
純粋にかっこいいから欲しいと思った気持ちはどこへやら、
200万ぐらいになったら売っちゃおう~エヘヘヘと、
H川氏とほくそ笑んだものでした。
BUT!
SONY様 あっさり追加販売決定。
そ、そんな、限定っていってたじゃないの~。
すぐさま、価格はどーん
しかも、オークションで20万円くらいで売りにだされているものも。
俺たちの200万円が・・・・・・・。
もう、そっからしばらくSONY製品は買いませんでした。
ひそかな抵抗です。
草の根不買運動です。
結局、H川氏と協議の結果、こうなったら、何十年も箱からあけずに保管する。
「お願い!他の皆さんは箱から出してね。僕たちのは未開封だよ、新品だよ。」作戦に
持ち込むことにしました。いつの日か、高値で売れることを願って・・・・・。
あれから12年、もうすっかり購入したことも忘れていました。
現在はH川氏の自宅で大切に保管されています。
されているはずです。
してるよね?
H川家のお茶の間で、銀色で少し錆びついた犬が
くつろいでいないことを願いつつ筆を置かせていただきます。
相棒よ、お茶とかこぼされんなよな!
ちなみにこのブログはVAIOで書いてますから。
SONYの社員様、透明堂の不買運動はご無用です。和解、和解!